東洋医学のダイエット
世間でよく耳にする、簡単なダイエットと言えば、西洋医学的なダイエットを
思い浮かぶ人が多いと思います。
西洋医学では、肥満とは、摂取エネルギーと消費エネルギーのアンバランスによって、
皮下脂肪が異常に蓄積された状態を言います。
西洋医学的なダイエットが主流ですが、最近では、体質改善を行うことで
ダイエット効果を得る東洋医学も、注目されつつあります。
東洋医学では、肥満とは、身体中にはりめぐらされた経路と呼ばれる生命エネルギー
の通り道に流れる「気」と「血」が滞り、身体のバランスが崩れた状態を言います。
漢方薬や漢方食、ツボ療法などで、「気」と「血」の流れを、正常な状態に戻し、
身体自体のバランスを整えることで、正常な身体に戻していくのが、
東洋医学のダイエット法です。
つまり、東洋医学のダイエット法には、体質改善を行うことで、
自然に肥満を解消していくという考え方が、根本にあります。
また、東洋医学では、肥満のタイプを、『気太り』、『水太り』、『血太り』の3つに分けて、
体質改善を行っていきます。
● 気太り
【 症状 】
「気」のめぐりの停滞が原因とされ、肺機能が低下して、気がふさぎがちに
なります。
【 食べ物 】
ねぎ、しょうが、にんにく 等が良いとされています。
● 水太り
【 症状 】
水分代謝の衰えが原因とされ、脾臓の機能低下から腎臓の異常がでてきます。
【 食べ物 】
ねぎ、にんじん、しそ、にら 等が良いとされています。
● 血太り
【 症状 】
血液の循環が悪くなり、老廃物がたまるのが原因とされ、肝機能が低下します。
【 食べ物 】
酢、梅、しいたけ、レバー 等が良いとされています。
東洋医学によるダイエット法は、ゆっくりと効果が現れるのが特徴です。
一度、スリムな身体になると、そう簡単には元の状態には戻りません。
効果が現れるまで、時間がかかりますが、苦労しただけの効果が得られます。
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